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 主張 Opinio

▣ マイソール大会・基調発題 ▣  新しい歴史を築く第一歩へ

(2011年春号)

 再発足後の人類愛善会のアジアにおける海外分会は世界連邦運動を接点として、1974年にインドとネパールの地で産声をあげた。この年3月、ネパールのカトマンズにネパール分会が、10月にはインドにマドラス分会が設立された。そこから、インド、ネパールはもとより、スリランカ、バングラデシュ、香港、フィリピンへと人類愛善の輪が拡がり、現在ではモンゴル、ブラジルを含む8カ国に19分会が開設されるまでになった。
 1982年にはカトマンズにおいて、人類愛善会第1回国際集会が開催された。翌年にはインド・バンガロールで、1984年にはスリランカの首都コロンボで開催され、2005年にはモンゴルの首都ウランバートルで第4回国際集会が開かれ、このたびのインド・マイソールの地での第5回国際集会開催へとつながっている。
 人類愛善会は大本教団と一体となり、世界平和実現に向かって、生命倫理問題、平和問題、食・農・環境問題、芸術文化運動、エスペラント運動を5つの柱としてアジアでも運動を広く展開している。
 生命倫理に関しては、インドやネパールで愛善診療所の運営や、貧困層に医療を施すなど、医療・福祉の面から貴重な活動が先駆的に行われてきた。
 インドのチェンナイ分会では世界連邦運動が積極的に展開され、2009年9月には、モンゴルのウブルハンガイ県グチンウス村がモンゴル初の世界連邦自治体宣言を行った。
 ネパール・ナワルパラシ愛善農業開発センターでは愛善酵素農法による肥料を製造販売し、今ではネパール国内はもとより、インドにもその市場を拡大している。フィリピンのバギオ分会では植林活動を積極的に行っている。
 芸術文化運動に関しては、バンガロール分会でのヨガ・瞑想の指導教室開催や、ネパール・ソーヤンブーセンターの教育活動への貢献などが挙げられる。また、フィリピン・マリンドューケ分会では愛善PIGLETプロジェクトが昨年から再開され、スリランカ分会をはじめ各分会では2006年から3年間、ペンシルボックスプロジェクトが行われた。香港などでは人類愛善会パネル展が開催されている。
 5番目のエスペラント活動に関しては、昨年6月に第6回アジアエスペラント大会がモンゴル・ウランバートルで開催され、アジア分会から青年会員たちが参加、各国のエスペランチストと交流を深めた。
 出口王仁三郎初代総裁は世界の将来像について、12のブロックの地域連合にまとまると述べた。今日の欧州連合(EU)やアフリカ連合はその将来像を具体的に思い描かせるものであり、さらに南北アメリカを対象にした汎アメリカ連合に向けての動きもある。世界は初代総裁の示した将来像に向かって進んでいる。アジア連合発足もやがて具体化しよう。
 初代総裁は「アジアが精神的に統一出来うれば、世界的精神統一と平和とが招来される」とも述べている。
 人類愛善会の今後の活動は、これまでアジア各分会が積み上げてきた活動をさらに発展させ、愛善精神を通して「命の尊さ」を世に広く伝え、共生の世界実現をめざして、政治、教育などあらゆる分野との協調を進めることにある。
 今回の国際集会をアジアの新しい歴史を築く第一歩としたい。


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