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 主張 Opinio

▣ モンゴル大草原の風 ▣ アジアが発する人類愛善運動

(2010年秋号)

 「エスペラントでアジアに調和を」のテーマで、6月19日から23日まで、モンゴルで初めてのアジアエスペラント大会(第6回)が首都ウランバートルで開かれた。
 海外参加者は33余カ国から260人。アジア大会始まって以来の盛況ぶりとなった。肌の色も宗教も国籍もさまざまに異なりながら、共通の言葉エスペラントで心を通わせ、大会テーマそのままに〝アジアは一つ〟という実感を強く印象付けた。
 次の第7回アジア大会は、2013年秋、イスラエル・テルアビブで開催と正式に発表された。
 出口王仁三郎初代総裁が、大本運動にエスペラントを導入したのは、今から87年前の1923(大正12)年。同年、中国の新宗教運動「道院」「世界紅卍字会」などアジアの諸宗教と協力を開始。
 翌24年、師は世界平和実現の夢を抱いてモンゴルを訪問。モンゴルに理想郷を建設した暁に、興安嶺を越えて聖都エルサレムに向かう壮大な構想だった。構想は中断したが、その体験を踏まえ「人類愛善」「万教同根」を理念に、25年、人類愛善会を創立した。
 出口紅五代総裁は、初代総裁の世界平和実現の夢を受け継ぎ、2004年6月、訪問団を率いモンゴルを訪問。ガンダン寺院との合同世界平和祈願や文化交流行事を行うなど、再び日本とモンゴルとの固い絆を結び、翌05年6月、人類愛善会モンゴルセンターが設立された。
 人類愛善会は、第2次世界大戦後の再発足以来、一貫して「一つの神、一つの世界、一つの言葉」を世界平和実現の理念に掲げ、国内外で活動を続けているが、初代総裁は指摘している。「世界平和実現は、アジアに礎をおかなければならない。そのアジアの根源はモンゴルにある」と。
 そのモンゴルセンター設立から5年。この短い期間に、地上6階、地下1階のアズモンビル(同センタービル)が完成。活動資金を自力調達するための、テナントへの供用が一部で既に始まっている。
 センターは、貧困家庭の救済、遊牧文化の保護、児童教育支援、農業技術指導、宗教協力、医療など、さまざまな分野の活動を通し、人類愛善精神の普及を図っている。
 日本文化の紹介、エスペラント運動にも積極的だ。同センターが全面的に支援して成功に導いた、今回のアジアエスペラント大会は、モンゴルの歴史に残る画期的出来事となった。
 また昨年、グチンウス村に働きかけ、モンゴルにおける世界連邦宣言第1号自治体が誕生したのは、国連における〝一国非核地位〟宣言国であるモンゴルに、新たな平和運動の種が蒔かれたものであり、真に意義深い。
 初代総裁の構想通り、アジアの礎となるにふさわしい平和運動の流れが生まれている。今後、モンゴルにおける人類愛善運動がアジアおよび世界の活動の模範となり、中心となることを期待したい。


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