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30年を超えたインドの人類愛善運動

医療・教育支援を通し人々に希望

訪問団がバンガロール・マイソールへ

 今年(2008)2月12日から15日までインド・バンガロール市で第5回アジアエスペラント大会が開かれ、人類愛善会の参加団19人が参加した。一行は同大会の終了後、地元のバンガロール分会と同市から東へ200㌔ほど西にある、マイソール分会を訪問。分会活動を視察し、現地会員との交流を深めた。
 インドでは、1976年にカリカー・バイタ氏によって、チェンナイ(旧マドラス)に最初の分会が設置され、医療支援活動を開始した。それから30年あまりが経過。今回視察したバンガロール・マイソール両分会では、指導者の世代交代や分会施設の増築・新築が進み、新時代の運動展開に向けた活気にあふれていた。

出口紅人類愛善会総裁は、今年設立30周年を迎えるバンガロール分会に祝辞を寄せた。その中で出口総裁は、バンガロールでのアジア・エスペラント大会にふれ、改めてエスペラント活動の大切さを述べた。(⇒祝辞全文)

マイソール分会は年に一回の恒例の特別診療を訪問団の視察に合わせて実施。多くの受診者でにぎわった。 

バンガロール分会
旧診療所  バンガロール分会が最初に建てた愛善診療所と診察風景。周囲にはバンガロール最大のスラム街が広がっていた。診療所の右後方にその一部が見える。診療所前に集まっているのは、当時のゴビンダラジュ事務局長ほか役員。貧困層のための医療施設はまだ珍しく、マスコミでも広く報道され、これをモデルに、WHO(世界保健機関)などの診療所も作られるようになったという(70年代末 )。 =拡大画像=
診療
待合室  待合室
現診療所 バンガロール分会の愛善診療所はその後、スラム街一帯の再開発が進んだことから現在の地に移転。写真中央の白い建物が二代目の愛善診療所。ここでは医療活動だけでなく子供たちへの教育支援活動、学生や大人を対象にした人類愛善精神の啓発活動なども行っている。今年11月にはその右隣に3階建ての新施設が完成する
   
マイソール分会
マイソール診療所  内科の一般診療を中心に子供から大人までを対象に開院しているが、年に一回、眼科と歯科の医師を招き、地域に広く呼びかけて特別の診療が行われる。今年は日本からの訪問団に合わせ、2月14日に実施された。
献灯式  マイソール分会愛善診療所での訪問団歓迎式。献灯する吾郷孝志エスペラント普及会事務局長。写真右から2人目にギリ分会長、吾郷事務局長の左にマイソール市長のプラカッシュ氏、ジャヤラム事務局長。後方の写真は、分会設立者で3年前に亡くなったバラダラジュ前事務局長。若い世代がその遺志を継承して活躍している
 uketuke 故バラダラジュ前事務局長の強い気持ちから、愛善診療所の入り口壁面には、人類愛善会の活動主旨が、現地語と英語で石版に刻まれている。診療だけが目的ではなく、診療所をを訪れた人々に人類愛善精神を永遠に伝えようという目的が根底にある
歯科診療  歯科診療の様子を見守る訪問団の一行。首にかけているのは、来訪者を歓迎するための白檀(びゃくだん)の首飾り
患者たち  愛善診療所の中庭で診察を待つ人々。提供できるのはごく基礎的な診察と治療だが、数少ない低所得層向け医療機関で、年間平均してのべ約11000人がここを訪れる
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