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30回迎えた『世界平和祈願祭』

世界連邦運動協会
神戸支部・婦人の会

草創期から活動を支える 人類愛善会神戸協議会

神戸港沖に浮かぶ人工島・ポートアイランド(神戸市中央区)の北公園に、世界連邦運動の精神をうたう「神戸平和の塔」がある。昭和53年6月1日、神戸市の世界連邦平和都市宣言15周年を記念し、市から敷地の提供を受けて建立された。

平和祭神戸平和の塔前での第30回「世界平和祈願祭」は生田神社の司式ですがすがしく執り行われ、来賓、世界連邦協会代表、黒住教・天理教・大本・白光真宏会の代表、人類愛善会代表らが玉串を捧げて平和を祈った
エスペラントの歌「世界連邦の歌」の合唱をリードする人類愛善会神戸協議会の皆さん。エスペラントの訳詩でも、美しいコーラスを披露した

塔は地元出身で神戸空襲の体験者だった彫刻家・芝良空氏の作品。世界の4大陸(ユーラシア、南北アメリカ、アフリカ、オセアニア)を四人の若い男女が力を合わせて支えるデザインで、台座に湯川秀樹博士の筆で「世界は一つ」と刻まれている。
 同年以来、この塔前では毎年、「世界平和祈願祭」(主催/世界連邦運動協会神戸支部・世界連邦神戸婦人の会)が開かれてきた。平成7年の阪神・淡路大震災により2回の中断を余儀なくされたが、今年で30回目を迎えた。
 その記念祭典が5月31日午後、世界連邦都市宣言自治体である兵庫県・神戸市の代表、国会議員、県会議員、市会議員などの来賓を迎え、市民ら2百数10人が参加して盛大に行われた。
 神戸市と周辺地域は第2次大戦末期、米軍の激しい空襲にさらされ焦土と化した。その悲劇は、アニメ映画にもなった「火垂るの墓」(野坂昭如)などの文学作品にも描かれて来た。
 こうした歴史背景を持つ神戸市では、日本の世界連邦運動が始まった翌年の昭和24年10月、市民の手でいち早く運動が始められた。そして、当初から人類愛善会・大本との関係も深かった。
 昭和34年7月、世界連邦運動神戸支部を改めて組織し、兵庫県・神戸市の世界連邦都市宣言を実現させるために中心的に働いたのは、大本神戸主会(当時)の初代主会長の松本秀造氏だった。故・塚田芳男氏(元・人類愛善会神戸協議会長)は、昭和48年から平成14年まで30年間、運動協会神戸支部事務局長を務めた。
 現在は平岡五城神戸協議会長が運動協会神戸支部事務局長を務め、塚田氏夫人の鈴子さんが「世界連邦神戸夫人の会」で活躍するなど、人類愛善会員が先人の努力を引き継いで神戸の世界連邦運動を支えている。
 30回記念祭典に続く奉納行事で、人類愛善会神戸協議会の有志は、言霊の武道「和良久」を披露。また、式典の最後、「世界連邦の歌」の唱和では、エスペラント訳詩による合唱も披露した。
 閉会あいさつした平岡事務局長は「世界連邦運動による平和の風が、神戸を発信基地として日本に、世界に広がることを確信しています。神戸から、世界平和の扉を、神の戸を開こうではありませんか」と、力強く呼びかけた。

  
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