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 ラブキン教授はイスラエルという国家と結びついたユダヤ教に反対の立場をとるユダヤ教徒。シオニズム批判を展開する現代ユダヤ教学者として世界的に著名。シオニズムとは、旧約聖書の記述にある〝神がユダヤ人に与えると約束した地〟をエルサレムを含むパレスチナ地方だとし、そこにユダヤ人国家を再建する運動。19世紀末に起こり、20世紀に入ると、ナチスによるホロコースト(大量殺りく)を大きなきっかけとして運動が高まり、第2次大戦後、現在のイスラエルが建国された。
 ラブキン教授は同志社大学一神教学際研究センターの招きで来日し、各地の大学などで講演。6月29日夜には、NPO法人大本イスラエル・パレスチナ平和研究所(亀岡市)主催の学習会「シオニズムを考える」で講演した。
 「多くの人々は誤解しています。シオニズムとユダヤ教の教えは、同じではありません」とし、「本来は、モーゼの十戒を守ることが、〝約束の地〟を与えれる条件で、それを破るとユダヤ民族は世界に離散するという教えです。実際、神の存在を忘れ,憎しみの念を持ったユダヤ人は、神によって2千年前に国を追われました」と述べた。
 「〝神は一つである〟と万人が気づいた時、あるいは戦争や憎しみがなくなった時にメシア(救世主)が現れると教えられており、ユダヤ人が自らの精神を高め、憎しみを愛に変え、相互理解に努力することで、救世主をもたらし、〝約束の地〟にも戻れる。過去にもユダヤ国家建設のチャンスはあったのにしなかったのも、そういう精神に至れてないことをユダヤ人自身が知っていたからです」 
 教授の著したシオニズムに反対する内容の本は、9カ国語で翻訳出版されているという。   
ラブキン教授
亀岡市天恩郷の大本本部で開かれた学習会「シオニズムを考える」で講演するラブキン教授
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