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4人(名古屋・東京・福岡)への死刑執行に抗議

神より見れば一人の生命は大地より重い

大本・人類愛善会

1月29日、名古屋・東京・福岡の拘置所で4人の死刑囚に対して死刑が執行された。これに対し、かねてから死刑制度に反対してきた宗教法人・大本、人類愛善会は抗議声明を森法務大臣宛に送付した。その内容は以下の通り。

平成21年1月29日

法務大臣 森 英介様

『死刑執行に対する抗議声明』

本日1月29日に、名古屋拘置所で佐藤哲也(旧姓野村、39歳)さんと川村幸也(44歳)さんの、東京拘置所で西本正二郎(32歳)さんの、そして福岡拘置所で牧野正さん(58歳)の死刑が執行されたことに対する宗教法人・大本ならびに人類愛善会の見解を送付いたします。

『声 明』

私たちは、法務省が本日1月29日に名古屋拘置所で佐藤哲也(旧姓野村、39歳)さんと 川村幸也(44歳)さんに、東京拘置所で西本正二郎(32歳)さんに、福岡拘置所で牧野正 さん(58歳)に死刑を執行したことに対し強く抗議します。

大本・人類愛善会は、死刑廃止の理念に全面的賛意を表する立場から、「死刑を止 めよう」宗教者ネットワークのメンバーとして活動し、死刑が執行されるたびに執行 反対の声明文を法務大臣宛に送り続けています。

森法相は昨年10月の2名の死刑執行に続き、わずか3ヶ月後またもや4名の死刑執行に 命令を下しました。会見の中で「事実関係を精査した上で執行を判断した。」と述べ ていますが、事実関係だけを取り上げるのであれば、森法相自身が4人の生命を奪って しまったといえるでしょう。私たちは、この「法の名の下に国家自らが人命を奪うこ とが問題である。」と考えます。

大本の教典の中に「神より見れば一人の生命も大地より重しとなしたもう」(1904年 執筆)と説かれています。教祖出口王仁三郎は、かねてから死刑廃止を主張し、大本で は、人間はかけがえの無い存在であり、さらに、一人の生命は、この世だけで終わる のではなく、死後その肉体は滅んでも霊魂は消滅せず、永遠に生き続けるものとされ ています。

大本における死刑廃止の理念は、霊魂の永遠不滅観にたって、現世における遷善悔 悟の霊魂的救済こそ、神の慈愛と赦しのもとに、万人が救われるという人類愛善の思 想に基づくものであります。死刑を執行することは、本人の更生の機会を完全に奪う ものであり、また被害者やその遺族の方々への心からの謝罪の機会をなくすものです。 また、社会に与える影響も大きいのです。

私たちは、死刑廃止を強く主張する立場から、死刑制度の見直しを求めるとともに、 法務大臣に対し死刑執行の停止を強く要望いたします。

〒621-8686 京都府亀岡市荒塚町内丸1番地
宗教法人大本代表役員/人類愛善会会長
松田 行彦

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