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3人(東京・大阪)への死刑執行に抗議

死刑は犯罪者から更生と謝罪の機会を奪う

大本・人類愛善会

9月11日、東京・大阪の拘置所で3人の死刑囚に対して死刑が執行された。これに対し、かねてから死刑制度に反対してきた宗教法人・大本、人類愛善会は抗議声明を保岡法務大臣宛に送付した。その内容は以下の通り。

平成20年9月11日

法務大臣 保岡興治様

『死刑執行に対する抗議声明』

本日9月11日に、大阪拘置所の萬谷義幸さん、山本峰照さんと、東京拘置所の平野勇さんの死刑が執行されたことに対する宗教法人・大本ならびに人類愛善会の見解を送付いたします。

『声 明』

私たちは、法務省が本日9月11日に、大阪拘置所の萬谷義幸さん、山本峰照さんと、東京拘置所の平野勇さんに死刑を執行したことに対し強く抗議します。
 大本・人類愛善会は、死刑廃止の理念に全面的賛意を表する立場から、「死刑を止めよう」宗教者ネットワークのメンバーとして活動し、死刑が執行されるたびに執行反対の声明文を法務大臣宛に送りました。
 しかし、鳩山前法務大臣は死刑執行を繰り返し、在任期間中にあわせて13名が死刑を執行されました。そしてまた本日新たに保岡法務大臣が3名に死刑執行命令を下したことは大変遺憾なことです。
 保岡大臣は8月1日の就任記者会見で、「死刑は国民に支えられた制度で存続が必要である。」と述べています。しかし、死刑制度についての情報がほとんど開示されていない中では、私たち国民は正確な判断ができないように思います。
 大本の教典の中に「神より見れば一人の生命も大地より重しとなしたもう」(1904年執筆)と説かれています。教祖出口王仁三郎は、かねてから死刑廃止を主張し、大本では、人間はかけがえの無い存在であり、さらに、一人の生命は、この世だけで終わるのではなく、死後その肉体は滅んでも霊魂は消滅せず、永遠に生き続けるものとされています。
 大本における死刑廃止の理念は、霊魂の永遠不滅観にたって、現世における遷善悔悟の霊魂的救済こそ、神の慈愛と赦しのもとに、万人が救われるという人類愛善の思想に基づくものであります。死刑を執行することは、本人の更生の機会を完全に奪うものであり、また被害者やその遺族の方々への心からの謝罪の機会をなくすものです。
 私たちは、死刑廃止を強く主張する立場から、法務省に死刑制度についての情報を広く国民に開示することを求めるとともに、法務大臣に対し死刑執行の停止を強く要望いたします。

〒621-8686 京都府亀岡市荒塚町内丸1番地
宗教法人大本代表役員/人類愛善会会長
松田 行彦

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