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崩壊した脳死の〝定説〟

脳死状態から生還した米国青年

医師の言葉も記憶していた
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昨年3月23日、米3大ネットワークの1つNBCが「4輪バイク事故の〝死者〟が回復」と伝えたニュース(http://www.msnbc.msn.com/id/23768436)。医師は脳血流消失も含め「あくまで厳格に脳死判定した」という。臓器摘出作業に入る直前、肉親が意思ある動きを確認したため臓器提供をキャンセル。脳死状態だった若者には医師の言葉が聞こえ、記憶していた

 1983年の脳死判定基準(竹内基準)制定当時は、「脳死状態になると1週間もすると、心臓は停止する」のが〝定説〟とされていた。しかし、その後の調査で、1週間はおろか、長い場合で10年以上も生存する、「長期脳死」の症例が、子供を中心に国内でも多数確認されるようになった。
 海外では最長で21年間生存した例(アメリカ)まであり、その男性は4歳で脳死状態となり、成人の体にまで成長していた。
 また、「脳死状態は回復しない」とされてきたが、最近の日本でも脳死と診断された子供の自発呼吸や脳波が回復した例も報告されている。
 さらに驚くべきは、〝脳死〟と判定され、臓器摘出が行われようとしていた時、意識が戻り蘇生した青年がアメリカに現れたことだ。オクラホマ・シティのザック・ダンラップさんで、その事実は08年3月23日のNBCニュースで報道され、今もインターネット上で放映されている。
 彼は脳死状態で死亡宣告する医師の言葉を覚えており、「その時は、全く頭に来ました」と語っている。「脳死患者に意識はない」という〝定説〟を覆すものだ。彼の脳死判定を担当した医師は「判定は厳格に行った」と述べている。

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