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活気づくアジアのエスペラント運動

=第5回アジアエスペラント大会(インド)=

過去最多の参加者でにぎわう

「第5回アジアエスペラント大会」が「多言語アジアの中のエスペラント」をテーマに、2月11日から15日まで、インド南部の高原都市・バンガロールで開催され、過去最多の参加者でにぎわった。人類愛善会の大会参加団(19人)は2月11日から17日の日程で現地を訪れ、アジア大会で日本の文化や人類愛善運動を紹介する大本分科会を開催。また、地元の人類愛善会バンガロール分会とマイソール分会を訪問。活動の現場を視察しインドの愛善会員らと交流を深めた。

民族舞踊
2010年にはモンゴルで開催

アジアエスペラント大会は1996年に中国の上海で初めて開催され、3年おきにハノイ(ベトナム)、ソウル(韓国)、カトマンズ(ネパール)で開かれてきた。今回のインド大会は、「多言語アジアの中のエスペラント」をテーマに開催。12日朝の開会式であいさつしたインド・エスペラント連盟のアブドュル・サラム会長は、「エスペラントは世界を一つの家族にする、学びやすい言葉。言語的にも多様なアジアには、一つの言葉・エスペラントが必要です」と呼びかけた。

インド社会の経済的発展を背景に大会にも活気があふれ、アジア14カ国をはじめ世界30カ国・254人(不在参加含む)が参加。過去最高の規模の大会となった。  1980年代からエスペラントを介して韓国・中国と、最近ではモンゴルとも交流を続けている人類愛善会は、12日午後に「大本・人類愛善会分科会」を開催し、大本・人類愛善会の歴史と活動、日本の伝統文化を紹介した。

大会閉会式では、アジアにおけるエスペラントのいっそうの普及、地域間・組織間の連携強化などをうたった大会決議を採択。また大会期間中、世界エスペラント協会(UEA)アジアエスペラント運動委員会(KAEM)の新委員長にソウルエスペラント文化学院長のイ・チュンギ氏が選出された。

さらに、 次回の第6回アジア大会はモンゴルエスペラント会の提案で2010年に同国の首都ウランバートル市で開催されることが承認された。 同市にはこの6月、人類愛善会モンゴルセンタービルが完成するが、同センターの活動の柱の一つにもエスペラント運動がある。アジアのエスペラント運動における人類愛善会の役割はますます大きくなりつつある。

UEA会長
  世界エスペラント協会(UEA)会長に昨年就任したプロバブ・ダシュグプト博士(インド、言語学者)は開会式で、「世界の各言語は民主的にそれぞれが栄えるべきで、エスペラントの文化活動はそれを支えている」と述べた
聴衆   開会式でエスペラント歌「ラ・エスペーロ(希望)」を歌う参加者。開催国インド、近隣のネパール、スリランカなどをはじめ、ヨーロッパ諸国からも多数が参加した
イー氏   閉会式で大会スタッフ一人一人に感謝の品を手渡し、労をねぎらうイ・チュンギ世界エスペラント協会アジアエスペラント運動委員会(KAEM)新会長(右端)。イ氏は長く日韓エスペラント交流に尽力してきた
茶道
    盆略手前による茶道の実演
愛善歌
大本分科会でエスペラントの愛善歌を歌う人類愛善会の参加団。他に、DVDによる大本・人類愛善会の紹介、舞踊「祇園小唄」、仕舞「熊野」が披露されたほか、スピーチ「インドの人類愛善会活動」(モハン・クマール人類愛善会バンガロール分会事務局長)、同「私とエスペラントと大本」(モンゴルエスペラント会エンヘ事務局長)も行われ、終了後も関心を持って舞台に集まってきた海外エスペランティストとの歓談が続いた
 
エンヘ
  インドエスペラント連盟のアブドュル・サラム会長(左)から大会シンボルを受け取った、次回大会開催地モンゴルのモンゴルエスペラント会のエンヘ事務局長(人類愛善会員)
クマル氏
  エスペラントでインドの人類愛善運動を紹介する、バンガロール分会のモハン・クマール事務局長
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